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バリアフリーとユニバーサルデザインの違い
2015.11.02 バリアフリー, リノベーション

バリアフリーとユニバーサルデザインは、発案されたきっかけや背景は大きく違いますが、事業や整備がよく似ていますので良く混同されています。

バリアフリーとユニバーサルデザインの違いについて考えてみましょう。

バリアフリー

障害のある人が社会生活をしていく上で障壁(バリア)となるものを除去するという意味であり、もともと住宅建築用語で登場し、段差等の物理的障壁の除去をいうことが多く、現在では、より広く障害者の社会参加を困難にしている社会的、制度的、心理的なすべての障壁の除去という意味でも用いられています。

ユニバーサルデザイン

あらかじめ、障害の有無、年齢、性別、人種等にかかわらず多様な人々が利用しやすいよう都市や生活環境をデザインする考え方です。

つまり、バリアフリーは現状の使い勝手の改善を指している表現で、ユニバーサルデザインは設計、作成段階から使い勝手を考えたデザインを指している表現と、とらえられます。そのため、両方の考え方から導かれる結果は同じ形になることがあります。

例)建物玄関の段差

玄関前にある段差にスロープを付けるのはバリアフリーの考え方です。一方、ユニバーサルデザインでは、設計時点からスロープを計画し作りあげる事となります。

このように結果が同じになることが多いことから混同しやすいのかもしれません。