住まいの相談窓口 株式会社サンクレスト

tel055-944-6817

お問い合わせ

ブログ

『トイレ』カテゴリーの投稿一覧

節水タイプのトイレに交換するときの注意点
2016.09.26 トイレ, リノベーション

お客様から、節水型の洋式トイレに変更したいと要望が多くあります。

おおよそですが、

1990年代の洋式トイレですと、1回の流量が、大で15L前後の水が使われます。

それ以前の、水を流すレバーに大小の区分けのない洋式トイレですと、20L前後の水が使われていました。

 

最近では1回に流す水の量が、6Lとか5L未満のトイレもあります。

この時、節水型のトイレに交換したいとの要望を沢山伺いますが、ここが単純にはいかないのでご注意を。

 

そもそも、排泄物を流すために必要な水をです。

 

この水を少なくするとはどういうことか???

流す水を少なくすることですから、流す力は弱くなります。

 

この力が弱くなっても流れるかどうかを、きちんと検討してください。

 

特に、戸建て住宅の場合、

  • トイレの設置位置が、浄化槽や公共下水までの距離がある。
  • 汚水配管が床下をとおっている。
  • 過去にトイレがつまってしまったことがある。

上記のひとつでも当てはまる場合、ほどほどの節水機能にしておくほうが良いです。

配管が詰まってしまった場合、最悪のパターンでは

2階のトイレが便器から水漏れして

1階まで水浸しになってしまうことも。。。

 

なにも考えず、「節水トイレは流す水の量が少ないからお得ですよ。」という営業には

「途中で配管がつまったりしない?」と聞いてみてください。

「問題ないですよ。大丈夫ですよ。」と即答する人は事実を知らない可能性が非常に高いので

避けたほうが無難です。

検討します。といって帰ってもらいましょう。

 

プロなら、配管経路と勾配が、

気にならないはずがありません。

必ず調べることです。。

 

節水型トイレは、省エネの一環として普及してきました。

しかし省エネのためにトイレが詰まってしまっては元も子もありません。

つまりを直してもらうのにお金がかかっては、

家計にやさしくない省エネになってしまいます。

 

わからないことがあったら、どんな小さなことでも聞いてください。

水回りのプロから勧められるトイレの秘密をお伝えできます。

 

 

トイレの水がでない!!そんな時の原因に多いのが...
2016.09.01 トイレ, リノベーション

トイレの水が出ない!意外な原因とかしこい対処法って?

 

「トイレの水が出ない」というトラブルも水が止まらないケースと並んで多いもの。便器に水が出ないとなれば汚物を流すこともできず、これも一大事です。水が出なくなったらすぐにすべき応急処置の手順から根本的な原因を突き止める方法までをご紹介します。

トイレの水が出ない原因って?

トイレを流そうとハンドルを回したものの、何度試しても水が流れてこない…。考えただけでもひやひやしてしまいますよね。しかしこういったトラブルは、水が止まらないというトラブルと並んでよく起こりがちなもの。

便器内の汚物は、バケツで水を汲んできて注ぎ込むと簡単に流れます。まずはこちらで応急処置を行い、その後落ち着いて原因を突き止めましょう。

まずはタンクのフタを外し、中に水があるかどうか確認します。水がある場合は、給水管からタンクへの水の供給は問題なく行われているが、タンクから便器への排水に問題があるということになります。

よくあるのが、タンク下部にある「フロートバルブ」という部品とハンドルアームをつないでいるクサリがはずれたり切れたりしているケース。

こうなるとハンドルを回してもフロートバルブが動いてくれないので、排水口はふさがったままに。当然タンク内の水は便器に流れることができません。レバーのフックにクサリをかけなおしたり、新しいクサリと交換しましょう。

 

kusari_cut

画像元:住まいの宝箱

応急処置として、クサリを購入するまでの間ビニールひもなどで代用することも可能です。ひもは少したるませて結びつけなければなりません。古いクサリを外して同じ長さに切り、調整するとうまくいきます。

タンクに水がないときは、浮玉を下げてみる

反対にタンクに水がない場合は、そもそも給水管から水をうまく取り入れられていないということです。まずは止水管が閉まりすぎていないかチェックしましょう。

止水管に問題がなければ、「浮玉」という部品に原因があるのかもしれません。タンクへの給水をつかさどる「ボールタップ」という部品は、この浮玉の位置によってその必要性を判断します。浮玉が下がっていれば水位が下がっていると判断し、給水を行うのです。

実際には水位が下がっているのに、何らかのトラブルで浮玉が下がらなければ、ボールタップは水量が減っているのに気づくことができません。その結果タンク内の水がなくなり、便器からも水が出なくなるというわけです。

タンクのフタを外して、浮玉の状態をチェックしてみましょう。タンクの内側の壁に引っかかっているのを正したり、手で下に押すだけでなおる場合もあります。

それでも解決しない場合は、浮玉とボールタップの接続がゆるんでいるのかもしれませんので、しっかり閉めなおしましょう。浮玉の支持棒をペンチなどで横から見て少しへの字になるように曲げるのも、ひとつの方法です。

 

ukidama

画像元:TOTO

これらの方法により浮玉を適切な位置まで下げることができれば、タンクへの給水がはじまるはずです。順序を踏んで確認と対処を進めていくことが、トラブル解決の鍵となります。

 

タンクにペットボトルをいれてませんか?

以前からの知恵で、タンクの中にペットボトルを沈めて、流れる水を調節して水道代(下水道利用料金)を節約する技が流行しました。

実際のところ、我が家でもやっていました。。。やっていましたというのは、このペットボトルがよく詰まるのです。

タンクの中で動かないように固定していた紐がなぜか緩んでしまいタンクが当初固定していた位置から浮玉やフロート弁と干渉してしまうのです。干渉していると、水が出なかったり、流れたまま止まらなくなります。でないのはまだしも、節約するはずが流れっぱなしってね。。。

時には一晩中流れっぱなしのこともありました。なので今はペットボトル節水案は破棄しました。

もっとも、いまではタンクも進化して、節水型になってきているのでこのような策は不要です。

逆にこれ以上節水しようとしても流れるものが流れなくなることもありますので、やらないでくださいね。

配管を詰まらせたら、簡単には治らなくなりますので。

petbottle

画像元:NAVERまとめ

 

従来のタンクは一回の水量が13L、30年以上前だと20Lの水を流します。

最新の節水型トイレは、一回で6L以下ですから、これだけで節水効果は高いです。