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原因を知って有効なシロアリ対策
2015.12.26 リノベーション

床がぶかぶかして抜けそうになっている、また家の中に羽アリが大量発生した、といった現象が見られたら、多くの人はシロアリの被害を想像するでしょう。シロアリは多くの場合床下から侵入して基礎などを食べ進んでいきます。柱の表面を食い尽くさないため、初期の段階から被害に気付くのは容易ではなく、目に見える場所が腐ってくるなどして家主が気がついた時にはかなり深刻な状況になっていたケースも少なくありません。このシロアリの被害を防ぐために、リフォームをする際覚えておくとよいことが幾つかあります。

木材を食料とするシロアリは、高温多湿の場所を好み、適当な木材を見つけるとトンネルを作って内部に侵入し、コロニーを形成・拡大していきます。キッチンやトイレなどの水回りに被害が多いのはそのためです。それで基礎を高くして風通しを良くし、密閉空間をなくすことでシロアリの住みにくい環境にすることができます。また高い基礎は点検を容易にするという面でも有効でしょう。また耐震性能を高める目的で行う木材のコンクリートコーディングは、内部にシロアリが侵入した場合に発見が遅れやすいというリスクがあることを覚えておくべきです。

消毒をすることも重要です。玄関の下やお風呂場の下などに直接消毒を行うことでおよそ5年の効果が期待できると言われています。その他に家の周りのシロアリが好みそうな場所を消毒することや、柱に防蟻の薬剤を塗布することも行われています。さらに、防蟻効果の高いヒノキなどの木材を選んでリフォームに使用する、というオプションもあります。