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太陽光発電システムで最も不具合が多いのは?
2016.02.12 太陽光発電

太陽光発電のメンテナンスを行うと、どこかの機器で不具合が見つかるケースも結構あります。一番不具合が多いのが、モジュールで発電し集まった直流電気を交流電流に切り替えるパワーコンディショナーで、メンテナンス時にみつかる不具合全体の約35%を占めています。太陽光パネルの設置から休むことなく稼働しているので、長期間経つと不具合が起きてしまうのは仕方ないことかもしれません。中でも端子台という接続部分が電気の熱で焼けてしまうトラブルが最も多く、更にヒューズが切れるトラブルも増えています。

また、パワーコンディショナーの内部には熱を持った電気が流れるので、熱を逃がすための換気用のフィルターが備わっています。このフィルターにホコリや土などが付着して、目詰まりしてしまうケースもあります。フィルターが詰まると熱を排出することができずに、内部に熱がこもってしまって他の機器の故障にもつながります。また、屋外に設置してあると雨により浸水したり、粉塵などが入り込む場合もあります。パワーコンディショナー一つをとってみても、長期間稼働による劣化は確実に進み、実に様々なトラブルがあるのがわかりますよね。パワーコンディショナーに次いでモジュールの汚れや破損、架台の浸食や支柱を支えるボルトなどの緩みが、発見される不具合全体の20%を占め、他にも配線不良などのトラブルもよく起こります。こうしてみると、太陽光発電がメンテナンスフリーではなく、定期的な点検、補修が必要なことがわかります。