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冷蔵庫の省エネ化はすごい
2015.12.26 リノベーション

家庭における電力消費量のうち、およそ20%という大きな割合を占めるのが冷蔵庫です。生鮮食品を保存する冷蔵庫は、季節によって使用頻度が変動する冷暖房器具とは異なり、「今日は使うのを我慢してみよう」ということができません。24時間365日電源に接続されていて稼働し続け、電力を消費し続けます。そのため、リフォームなどで買い替えを考える際にはできるだけ省エネ性能が高いものを選びたいという人が多く、そのニーズに応える製品も続々と登場しています。

450Lサイズで比較すると、2015年のモデルは1年間におよそ200kWhから250kWhの電力を消費します。2000年辺りのモデルでは約700kWhの消費電力でしたから、省エネ性能は格段に向上していると言えるでしょう。内容量が大きくなればそれだけ消費量も増えるように思われがちですが、実は600Lサイズでも電力消費が200kWh前後のモデルが多く発売されているので、無理に容量の小さいものを選ぶ必要はありません。詰め込み過ぎると逆に冷却効率が低下して消費電力が増加する可能性もあるからです。ですから家族のライフスタイルにあったサイズの冷蔵庫を選びましょう。家族2人であれば350L以上、家族4人なら500L以上のタイプを選べば、日常の必要品に加えて予備スペースも十分に確保できます。以前は、一人当たり容量として70Lを確保し、家族人数を掛けてから予備に100Lを加算といわれていました。しかし最近ではお米や、味噌、醤油などの調味料、保存用飲料水なども冷蔵庫に収納する家庭が多くなっているので、さらに収納庫分として100Lを加算することも考えましょう。

リフォームと同時に買い替えを考えている場合は、冷蔵庫用のスペースを事前に計測しておくことが大切です。高さと幅、それからコンセントの位置に注意しましょう。またスペースにぴったりではなく少しの隙間があることで放熱スペースが確保され、省エネにもつながります。