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洗面所とお風呂場の段差を解消しよう
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

洗面所と浴室の間に段差があるのは当たり前、と以前は考えられていました。ある程度の高低差があれば、お風呂のお湯が溢れたとしても洗面所に入り込んで水浸しになってしまうことを避けることができるからです。それでも最近では、この段差を上り下りする時にバランスを崩してしまったり、また洗面所の床が濡れていたために転倒して怪我をしてしまうケースが増えてきました。そのため近年では、特に年配者が住む家においてこの段差解消のリフォームが頻繁に行われています。

多くのケースでおよそ8cmから10cmの段差があるため、その解消には浴室扉の変更と洗面所の床リフォームが行われます。浴室扉が内開きの場合には出入りのスペースがかなり制限されてしまい、つかまって支えにできる場所もないために、段差の影響でバランスを崩してしまいやすいものです。そこで扉を折戸に変えて、そのレールを排水に利用することで、段差がなくても洗面所に水が入り込んでしまう事態を避けることができます。また浴室床に大きめの排水溝を設置することでいっそう水はけを良くし、転倒の危険を減らしたケースもあります。

洗面所の床は、高さを下げると同時に滑りにくい素材を使用することでさらに転倒の危険を減らすことができます。洗面所の床を下げることが不可能な場合には、浴室側の足元へ滑りにくい素材の小型スロープを設置することで、段差を心配することなく洗面所との出入りができます。また浴室全体にすのこを引いたケースもあります。こうすることで段差解消だけでなく、床に直接座ることができるので、足腰に不安のある人にも安心です。