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機器をつなぐ配線や電線管の損傷は機器の故障を招く
2016.02.14 太陽光発電

太陽光パネル同士や接続箱までをつなぐ配線には、パネル上を流れる電気が架台などに流れないようにするために絶縁電線が使用されています。しかし、長年使用し続けていることにより配線が劣化したり、設置の際にパネルを固定するボルトや、パネルの間に配線が挟み込まれてしまったことなどが原因で、配線が損傷することがあります。配線が損傷すると、架台などへ電気が流れてしまう、漏電を引き起こす場合があります。発電した電気の一部が外に漏れ出してしまうので、当然発電量が減り、思ったように収益が得られなくなります。また、配線ケーブルを収める電線管も年月の経過に伴い劣化して腐食したり、台風や飛来物、いたずらなどの自然災害、人災によって損傷する場合もあります。電線管が損傷すると中の配線ケーブルにも不具合が生じて、結果機器の故障へとつながるケースもあります。

配線や電線管は機器同士をつなぐ、太陽光発電システムにとって欠かせない大切な部位なので、損傷や劣化などがないかきちんと点検しておくことが大事です。また万一損傷などが見つかっても、早く対処することで機器の故障や発電がストップするなどの最悪の事態を回避することもできます。メーカーや専門業者が行うメンテンナンスの中にも、モジュールや接続箱の配線や電線管の点検項目が含まれています。配線がコネクタにきちんと結合されていて、損傷がないか、張力がかかりすぎていないかもしくは緩みがないか、配線や電線管に傷や汚れ、腐食の有無、固定状況などを調べます。またパネル同士を配線でしっかり結合されているかなどは、専用の機器を用いて数値を出して調べたりもします。