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『バリアフリー』カテゴリーの投稿一覧

食器洗浄機は進化し続けている
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

食器洗い乾燥機がさらに注目されるようになったきっかけは、食中毒に対する効果が高いことが証明されたことでしょう。洗剤と70℃以上のお湯で徹底的に洗浄をおこなった後、さらに高温で乾燥を行うため、殺菌や消毒の効果が非常に高いことが知られるようになり、その結果体力のない年配者や幼児を持つ親たちの間で人気が高まる結果となりました。

また洗浄から乾燥までの時間を他のことに活用できる、という利点もこの人気を後押ししています。給水接続をする場合、食器洗い機内でためた水を加熱する時間が必要となるため、乾燥仕上げまでの時間はおよそ1時間から1時間30分ほどかかります。一方、給湯接続をした場合には食器洗い機内で加熱する時間がほぼ不要となるため、早いケースでは20分余りで乾燥の段階まで終えることが可能です。いずれにしても、洗浄時間中は別の用事を行うことができ、洗浄終了後には吹き上げまでほぼ完了した状態で取り出すことができるわけで、この便利さから人気は引き続き高まっていくことが予想されます。

以前では油汚れがひどい食器や高温では洗えない食器などは別に取り分けておいて、手洗いをしなければなりませんでした。また食器の量が少ない場合には、無駄を避けるために一杯になるまで待つケースもありました。最近のモデルではこうした細かい注文にも応じるモードが搭載されるようになってきていて、省エネだけでなく消費者の快適な生活にいっそう貢献することができるようになっています。

過ごしやすいトイレの秘訣はこれだ
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

冬暖かく、夏涼しく過ごせる家に住めたらどんなに良いことかと思います。外気の影響を受けにくい部屋は冷暖房の効きが良くなるため、経済的にもお得と言われています。リフォームを希望する大半の人が断熱をどこまで実現できるかに注目していて、特にトイレの断熱にこだわった注文が多いようです。

一般的な家の間取りとして、リビングや居室は南向きに配置されるため、結果として大抵の場合はトイレの位置はほとんど日が差さない北向きになり、部屋としてはほとんど暖まらない、ということが観察されています。加えて水回りであることから湿気も多くなりがちなので、冬場は底冷えのする寒さで、夏場は湿気が多くて大変という声も聞かれます。トイレの場合、単純に断熱材を壁に敷き詰めるだけでは効果は不十分なものとなります。さらに暖房設備と24時間換気を実現する必要があるでしょう。

暖房設備という面では、小型の温風ヒーターやパネルヒーターを設置するのも良い方法です。どちらも瞬間的に暖まるわけではなく、24時間稼働させておくことが理想的です。加えて、最近ではタンクレストイレの中で、便座を温めるだけでなく部屋暖房機能が備わっているモデルがあります。値段は約1万5千円からと比較的購入しやすい値段で、高齢者からの人気が高まっています。これらに加えて、熱気と湿気がこもってしまわないための換気システムとして、センサーで人の出入りを感知して作動するタイプの換気扇を取りつけるなら、一定の快適な温度を保つことができるでしょう。

トイレ掃除が楽になるタンクレス
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

トイレを隅々まできれいに掃除しようとすると時間がかかるものです。便器の周りには凹凸がいくつもあり、タンクと便座の隙間にもほこりや汚れが溜まりやすいものです。またタンクの裏にも狭いスペースがあってかなり体を傾けないと掃除できないことから、特に年配者には辛い作業でした。また用を足した際に飛び散った汚れを壁紙が吸収してしまい、悪臭を放ってなかなか取れないということもあります。タンクレストイレはこうした苦労を軽減できるという理由でも選ばれています。

タンクレストイレに使われる便器のシルエットは凸凹がほとんどない形状のため、掃除をする際にも狭い隙間まで手を伸ばす必要がありません。このためお手入れの時間を大幅に短縮することができます。さらに洗浄水にも工夫が施されています。例えば電気分解された水が自動的に流れるよう設計されていたり、洗浄水に泡が含まれていることで、男性が用を足した時に壁への飛び跳ねが起きにくい設定になっているものもあります。こうした機能が付いていることで便器だけでなく周囲の壁を掃除する頻度も減らすことができ、高齢者や足腰が弱くなっている人たちには大変好評です。

またタンクありの場合は手の届きにくい便器のふちに汚れがたまりやすく、掃除してもきれいになっているか確認しにくいという不便さがありました。タンクレスでは、特殊コーティングが表面にされているため汚れが付着しにくいことに加えて、大半がふちのない設計になっているためさらに掃除がしやすいと言えます。

断熱で洗面所を快適スペースに
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

洗面所と言えば朝起きて顔を洗う場所、というイメージを持つ人が多いようですが、実はその用途は非常に多彩です。メイクをする場所、脱衣所、また大抵は洗濯をする場所としても用いられています。コンパクトな室内スペースを有効に活用し、なおかつ快適に過ごせるようにするため、いろいろなリフォームのアイデアが考え出されています。

脱衣所としての用途を考える時、室内を快適な温度に保つことが課題となります。特に冬場は、脱衣所の断熱がふさわしくできていないと、居室と洗面所を行き来する間に大きな温度差が生じ、健康に不安を抱える人には危険な状況が生じることがあります。こうした健康被害を予防するために、様々なタイプの洗面所暖房機が提案されています。例えば、厚さ10cmほどの薄型サイズながら、足元から強力に温風を送ってくれる暖房機の人気が高まっています。また人の動きをセンサーで感知して温風を送る壁掛けタイプのものや、天井の照明にハロゲンヒーターの機能を追加したものもあり、これらの多くが1万円以内で購入可能です。

部屋とタオルを同時に暖かくできるタオルウォーマーにも注目が集まっています。お風呂から上がった時に暖かいバスタオルで体を拭くことができるので、特に年配の人や女性に人気です。ウォーマーには電気式のオイル循環式と、ガスで温めたお湯を循環してタオルを温めてくれるマルチタイプもあり、どちらも大掛かりなリフォームをすることなく取りつけることが可能です。

外出しやすい玄関にするポイント
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

玄関や玄関前の段差が大きいと、それだけで年配の方にとっては外出が面倒になることがあります。足腰に自信がない場合はバランスを崩して転倒してしまうのではという怖さがあり、車いすを利用しているケースでは介助をしている人に大きな負担がかかることになるからです。それで最近では、高齢者にとっても介助する人にとっても快適な玄関にするため、様々なリフォームが提案されています。

車いすを利用している人の場合は、スロープを設置するケースが多く見られます。車いすが加速し過ぎることを防ぐために、スロープの勾配を設定する際には目安として、10cmの高低差ごとに150cm前後の長さが望ましいとされています。玄関の段差が30cmを超える場合も少なくないため、直線でスロープを設置できない時にはZ字やU字で取り付けを行います。玄関の幅が非常に限られており、どうしてもスロープの設置ができない場合には、電動あるいは手動の段差昇降機を設置することで段差を解消します。

玄関の敷居も車いすの通行を妨げる原因になります。特に引き戸では敷居をかなり高く設定している場合が少なくありません。この場合はローラーの小さい引き戸に変えることで、車いすを持ち上げる必要のない高さまで段差を下げることが可能です。また玄関前のタイルは、素材によっては雨にぬれると非常に滑りやすくなることがあり、介助する人が転倒する危険があります。これを防ぐためには、タイルの種類を凹凸があり滑りにくい素材に変えることが良いでしょう。

階段での転倒事故を防ぐために
2015.12.23 バリアフリー, リノベーション

2階建てや3階建ての家に住む年配の方たちは、多くの場合1階を自分たちの居住スペースとして確保し、2階や3階は物置や客間として使っています。それでも時折必要なものを取りに階段を上がらなければいけない状況は生じるものです。階段は照明の位置が高く幅が狭いことから、家の中でも特に転倒事故が起きやすく、高齢者が大きなけがをしやすい場所の一つです。こうした危険を未然に防ぐために最も簡便な方法として、手すりを設置することができるでしょう。

階段の勾配にもよりますが、大抵の年配者は階段の手すりに体重を預けながら上り下りをします。ですから、階段の手すりは切れ目がないように、また1階や2階の手すりと連続するように取りつけることが望ましいでしょう。また、突然全体重がかかっても折れないようにブラケットを配置する必要があります。この時に壁の強度を確認してから取りつけるなら、壁ごと外れて大けがをするという事態を避けることができるでしょう。手すりは可能であれば両側に付けることが望ましく、もし狭いために片側にしか取り付けが出来ない場合は、下りるときの利き手を目安に設置すると良いでしょう。

暗い中で階段の電気をつけようと探していたら足を踏み外して転倒してしまった、という事例もあります。そういう時は照明付きの手すりを付けることも有効でしょう。また階段の踏み板の一部が三角形になっている場合、その場所でつま先立ちになってバランスを崩したり、スリッパを履いていて踏み外したりすることが起きやすくなります。ですから、常に広い面を歩くことができるように外側に手すりを設置する方が賢明です。

介助しやすいお風呂造りのポイント
2015.12.23 バリアフリー, リノベーション

お風呂場は安全性の確保が最優先で、それは介助する人がいる場合でも同様です。移動距離を最小限にして転倒する危険を減らすという観点から、寝室にできるだけ近い位置にお風呂場を設置することが望ましいでしょう。この点に加えて、リフォームを考えるなら、まずお風呂場の広さとを十分に確保し、さらに介助する人にとってもされる人にとっても使い勝手の良いスペースにすることが大切です。

シャワーチェアを使っている人を介助する場合を考えると、洗い場の幅が130cm以上、奥行きが170cm以上あるなら比較的容易に介助が可能です。またスペースを最大限に活用するために、浴場の入り口は内開きの扉よりも引き戸が便利でしょう。また浴槽のサイズは100cm以内のものを選ぶなら、体が沈みこんで溺れてしまうという事態を避けることができます。

使い勝手を良くするという観点から考えると、まず入り口の段差をなくすこと、そして可能であれば浴室と脱衣所の床を同じ高さに合わせることで、段差でつまずくという危険を回避できます。車いすで入ることを考えるなら、入口の幅を広めに確保することも重要です。また床のタイルは滑りやすく事故が起きやすいので、滑りにくく肌寒く感じにくい材質のものを選ぶと良いでしょう。また浴槽をまたぎやすい高さにするならバランスを崩した結果の事故を未然に防ぐことができます。それで半埋め込み型の浴槽を設置するなら、浴槽のふちの高さを大幅に抑えることができるでしょう。