住まいの相談窓口 株式会社サンクレスト

tel055-944-6817

お問い合わせ

ブログ

『バリアフリー』カテゴリーの投稿一覧

高断熱高気密が省エネになるのはなぜ
2015.12.23 バリアフリー, リノベーション

「高断熱・高気密」の家はエネルギー効率が良く経済的、と言われます。高断熱とは、部屋の内部と外部の熱が互いに伝わりにくい状態を指しています。気密性とは、部屋の室内外で空気の漏れが少ない状態のことで、この性能が高い状態を高気密と呼びます。家全体の温度を一定に保つことができるので、室内での快適な環境を得ることができ、さらに冷暖房を使う時間も減らすことができるので、冷暖房費を抑えることができ、省エネでお財布にも優しい建築方法である、と評価されています。

質の良い断熱材を敷き詰めても、気密性が低いと効果が失われてしまうので注意が必要です。隙間があると、特に冬の時期には外気によって冷えた壁の中に水蒸気が入り込んでしまいます。その結果結露が発生し、カビの原因となります。さらにこれらの結露は土台や柱まで腐らせることがあるのです。こうした変化は壁の中など、視認できない場所で発生するため、いざ気がついた時には深刻な状態となっている、というケースが多々見られます。それでもし不安があるなら、気密測定器を使って住宅の気密性を確認してもらうのも良いでしょう。

また断熱性・気密性が高いということは、隙間が最小限なので、それだけ空気がこもりやすくなるということでもあります。夏場などは窓から日差しが入って暑くなりやすいので、良い換気設備を備えることが非常に重要になります。これによって空気のよどみを解消し、新鮮な空気を取り入れると同時に室内の湿気を外へ出すことが可能になります。

高血圧の人に知ってほしいリフォーム
2015.12.23 バリアフリー, リノベーション

高血圧の人は冬の時期、特に注意が必要と言われています。その原因は寒さと食生活の変化です。人は寒さに対してストレスを感じやすく、それが血圧上昇につながります。また体温を保つために血管が収縮するので、その時にも血圧は上がります。また冬の時期は運動が不足しやすくなる一方で、外食する機会が多くなり、その結果塩分摂取量が多くなるので血圧に影響が出やすくなります。こうした状況では特にトイレで体調を崩すということが起こりやすくなるので、ふさわしい対策が必要です。

和式便座を使う場合、しゃがみこむ姿勢になるので腹圧が上がり、結果として血圧が上がります。その後のいきむ動作でさらに血圧が上昇することになるので、高血圧の人にとっては危険と言えます。対策としてできるのは和式便座から洋式便座に変えることで、腹圧の上昇も穏やかになります。もし大掛かりなリフォーム工事を避けたいなら、和式の上からかぶせるタイプの簡易洋式便座を利用できます。5千円から1万円ほどで購入可能です。

もう一つのポイントはトイレの室内温度を保つことです。暖房便座の取り付けは温度変化に対応する良い方法であるものの、室内を暖めることは難しいのが現状です。といってもトイレのスペースを考えると、エアコンを設置するのは難しい場合が少なくありません。そういう時に便利なのが小型クイックヒーターです。電池式のものや、人が入って来た時にセンサーで感知して即座に温風を送ってくれるものもあり、急激な温度差による血圧への影響を抑えることができます。

暖かい朝を迎えるための家づくり
2015.12.23 バリアフリー, リノベーション

冬場、特に朝は寒さで起きるのが大変、と感じる方は多いはずです。一日中暖房を付けておければいいのですが、電気代や灯油などの燃料費を考えればそうもいかないのが現実です。可能な限り暖かい朝を迎えるために、ポイントとなるのは寒さの原因となる場所を特定することです。

窓ガラスから伝わる冷気は部屋の温度を下げる主な原因となります。対策となるのは厚手のカーテンを付けること。窓から床まで覆える長いタイプのカーテンを二重にしてかけたり、サイドまで覆ってくれる形のカーテンを選ぶのも良い方法です。またカーテンボックスをかけてカーテン内で空気がとどまるようにすることも部屋を暖かく保つ助けになるでしょう。また窓に断熱シートや断熱ボードを付けたり、窓下にパネルヒーターを置くことによって、冷えた外気の室内への影響を緩和することができます。暖気は部屋の上部にとどまりやすいので、扇風機で部屋の空気を対流させることにより部屋全体を暖かく保つことができます。

床下対策も重要です。築年数がかなり経過した家になると、床に断熱材が入っていないことが多く、そうなると暖房の効果も半減してしまいます。こうしたときには、コルクボードや者熱シートを敷き詰めてその上に厚手のカーペットを乗せることで、寒さをかなり緩和できます。コルクボードの代わりに段ボールを使う人もいます。また家の土台にある基礎換気口を発泡スチロール等の遮熱材を置いてふさぐことで床下の冷えを改善できる場合も有ります。またドアの隙間から冷気が流れ込んでくることもあるので、隙間用テープを使ってきちんと埋めることも大切です。

アルミサッシの冷たさを解消しよう
2015.12.23 バリアフリー, リノベーション

サッシには様々な素材が使われていますが、最も一般的なのはアルミサッシです。ただアルミという素材の持つ、熱を伝えやすいという性質から、雨が多い時期には室内外の気温差で結露の原因になることや、冬場になると外気の影響で非常に冷たくなるため、窓の開閉の際に不快に感じてしまい、リフォームで改善したいと考える方も多いようです。

一つの方法は、サッシの材質そのものを変えることです。樹脂を使用したものや、無垢などの木材を利用したものもあります。これらは断熱性が高く、また窓の内側と外側に気密材を張り付けることでさらに冷えた外気の影響を受けにくくなるので、結果として室内への影響が少なくなり、結露を抑える効果も抜群です。ただしこれらの材質にかかる費用は、アルミサッシと比較するとかなり高価になります。

もう少し予算を抑えたい場合には、複合サッシという選択肢があります。これは既存のアルミサッシをそのまま利用しつつ、室内側に断熱材もしくは樹脂で作ったカバーを取り付けるという方法です。これにより、冬場サッシに触れたときの凍えるような冷たさを無くすことができます。この工法はサッシ全体を取り換えるわけではなく、また使用する樹脂の量も比較的少量で済むため、その分費用も抑えることができます。さらに簡便な方法を選びたいなら、サッシ枠断熱テープを利用するのが良いでしょう。およそ500円で7mほどのテープを購入でき、色も幾つかのオプションから選ぶことができます。

二重窓を選ぶ人が多い訳
2015.12.23 バリアフリー, リノベーション

冬場や梅雨の時期、窓の結露で悩む方は多いようです。窓だけでなく部屋の中にも湿気がこもってしまい、カビやダニが繁殖して体調を崩す人も少なくありません。対策としては、換気や除湿をこまめに行うことに加えて、二重窓を設置するという方法があります。二重窓には、ガラスの間に空気層が挟まれた複層ガラスと、真空状態になっている真空ガラスの二種類があります。

「内窓」や「二重サッシ」とも呼ばれる二重窓の良さはいくつも有ります。ガラスには断熱効果の高い材質が使われているため、室外の寒さが入りにくくなり、かつ室内の温かさが逃げないので結露の発生を抑えることができます。また断熱効果が高まるためストーブやエアコンなどの効きが良くなり、結果として光熱費が安くなります。また最近では防音効果も注目されており、車や電車の騒音対策として、また家で気兼ねなく楽器を演奏したい人たちがリフォームで二重窓を取りつける、というケースが増えてきています。不透明ガラスを使えば外からの視界を遮ってくれるので、防犯効果も期待できます。

二重窓を取りつける際のもう一つの利点は、工事にかかる時間が短いということです。一か所あたりおよそ一時間が目安となりますので、家全体で6、7か所あるとしても工期は一日で済みます。さらにマンションでも取り付けが可能で、赤ちゃんの泣き声でご近所に迷惑がかかりそう、と心配するご家庭にも人気で、リフォームの中でも特に需要が高まっている分野と言えます。

高断熱の家はこうして造られる
2015.12.23 バリアフリー, リノベーション

新築やリフォームの宣伝において「省エネ・断熱」といった言葉を耳にすることが多くなりました。断熱とは、家の内部が外気温の影響を受けにくい仕様にすることです。断熱ができていないと、夏場は家じゅう暑く、冬場は凍えるように寒い、ということになり、空調にかかる費用がかさむ結果となってしまいます。また断熱が不十分な家では、リビングなど空調のある部屋と、そうではないお風呂場などとの間に大きな温度差が生じることがあり、これが原因となった健康被害が多数発生しています。

住宅を断熱化するためのかぎは、質の良い断熱材を正しい仕方で取りつけることです。柱や壁の間に断熱材を取りつける「内断熱」の場合には、柱と断熱材がぴったりとおさまっているか、隙間がないかを確認することが必要です。柱の外に断熱材を設置する「外断熱」の場合は、断熱材のつなぎ目に気密テープが正しく付けられていることがポイントです。

もう一つ大切なのは気密性を保つことです。良い断熱材を使用しても、窓や玄関ドアに隙間があると温かい空気は外へ出て行ってしまい、断熱効果は大きく損なわれてしまいます。またエアコンを後付けする際にも、工事の結果隙間ができて断熱効果が弱まらないように注意が必要です。こうした隙間から入ってくる空気は室内に結露を生じさせる原因にもなります。それでもし隙間がある場合には気密材をはめ込み、窓やドアも熱の伝導率が低いものを選ぶこと、またブラインドなどを活用することにより、気密性をさらに高め、高断熱の快適な家を実現することができます。

介護をする人・される人に親切な家
2015.12.23 バリアフリー, リノベーション

体力の衰えた年配者は次第に動くことが億劫になってきて、行動範囲が狭くなっていきます。さらに車いすを使うようになれば介助者の援助が必要になるでしょう。こうした状況において、介助をする人も受ける人もストレスが少なく負担を軽減できるようなリフォームを願う人が非常に多くいます。考慮すべきポイントは、年配者の行動範囲がどこまでかを見定めること、そして介助しやすい環境を作ることです。

介助を必要とする人がベッドからほとんど動くことができない場合は、一つの部屋に効率よく必要なものを集約することが求められます。ベッドのある部屋に隣接した場所へトイレを設置する必要があるでしょう。最近ではベッドの横に簡易的な工事で取り付けが可能なトイレもあります。車いすを必要とする人を介護する場合は、各部屋の敷居をどうするかが課題となります。大抵のケースでは介助をする人も受ける人も年配者だからです。そうした場合には、室内の扉を引き戸に変更するか、もしくは頻繁に使用する部屋の床を底上げすることでスムーズな室内の移動が可能になります。また玄関に幅広のスロープを設置することで、外出が容易になります。狭いスペースでも移動できるように携帯できるスロープも販売されています。

24時間の介護を必要としない場合でも、高齢者が家の中を快適にするための家電製品を選ぶのは良いことです。例えば冷暖房器具を選ぶ場合には、除菌や脱臭機能が付いたものを選ぶことで健康維持に寄与できます。また洗濯槽を浅く設計した洗濯機など、年配者の体力に配慮した家電も増えているので、リフォームの予算と必要に合わせて選ぶことができるでしょう。