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『バリアフリー』カテゴリーの投稿一覧

ビルトイン浄水器が持つ多様な機能に注目
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

ミネラルウォーターに対する関心は引き続き高く、飲料としてだけでなく料理や洗顔に利用する人も増えてきています。こうした要望に応え、最近では浄水器が標準として取り付けられる新築の家もあります。その際に選ばれているのがキッチンやシンクの下に設置するビルトイン型浄水器です。アンダーシンク型とも呼ばれるこのタイプの浄水器はいくつもの利点があるため人気が高いものの、この取り付けには専門業者による工事が必要になるため、リフォームするタイミングを活用して設置をするケースが多く見られます。

ビルトイン型はシンク周りがすっきり見えるため、景観を損なわないタイプとしても注目されています。最も簡易的な蛇口直結タイプの浄水器はほぼ毎月カートリッジの交換を必要とする一方、ビルトインタイプは一年に一度交換すれば良く、カートリッジの入手を十分前もって行っていれば、その他の手入れはそれほど必要としません。また最近では交換時期を忘れないためにデジタル表示されているタイプもあります。

カートリッジ内の構造はシンクに据え置くタイプとほぼ同様であるものの、カートリッジそのもののサイズがかなり大きいことからフィルター層の数が多く、塩素や有害物質を取り除く浄水能力は非常に高いと言えます。またろ過できる水量が豊富なことに加えて、最近のモデルでは酸性とアルカリ性のイオン水に調整する機能も搭載されています。こうした多様な機能とコストパフォーマンスの良さがビルトイン浄水器の強みと言えるでしょう。

介護に必要なことを見極めよう
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

年齢を重ねた親の介護をするため、リフォームを計画される方は非常に多くおられます。まず覚えておきたいのは、人それぞれ必要としているケアが異なり、その必要を満たすリフォーム内容も異なってくるということです。きちんと歩くことができるか、それとも車いすが必要か、物忘れが多くなっているか、配偶者は健在か、それとも一人暮らしをしているか、などといった点を考慮したうえで詳細を検討していくなら、介護する側にも受ける側にもストレスの少ないリフォームを行うことができるでしょう。

膝や腰などに不安があり、あまり外出ができない場合には、家の中で快適に過ごせることを念頭に置いて計画を立てます。身体機能の維持をサポートすることを考え、スムーズな移動ができるように手すりを付けることや、お風呂場と洗面所の段差解消などを行えるでしょう。また高血圧など心臓に不安を抱える場合には、温度差の大きくなりやすい廊下や浴室などに暖房の設置を検討できるでしょう。このようにすることで、介助を受ける人が他の人からの援助に全く依存してしまうことを避けることができ、むしろ自立して行動するよう促すことができます。

車いすを利用している人を介護する場合にも同様のことが言えます。自力で車いすを動かすことが可能な場合には、可能な限り身の回りのことを自分で行えるようサポートしましょう。例えば、介護を受けている人の部屋近くに浴室やトイレなどを設置することや、玄関から道路までのスロープを設けて外出を容易にすることなどがあげられます。このようにすることで、介護をする側とされる側のどちらも、ゆとりと自尊心を保って生活することができるでしょう。

トイレ掃除が楽になるタンクレス
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

トイレを隅々まできれいに掃除しようとすると時間がかかるものです。便器の周りには凹凸がいくつもあり、タンクと便座の隙間にもほこりや汚れが溜まりやすいものです。またタンクの裏にも狭いスペースがあってかなり体を傾けないと掃除できないことから、特に年配者には辛い作業でした。また用を足した際に飛び散った汚れを壁紙が吸収してしまい、悪臭を放ってなかなか取れないということもあります。タンクレストイレはこうした苦労を軽減できるという理由でも選ばれています。

タンクレストイレに使われる便器のシルエットは凸凹がほとんどない形状のため、掃除をする際にも狭い隙間まで手を伸ばす必要がありません。このためお手入れの時間を大幅に短縮することができます。さらに洗浄水にも工夫が施されています。例えば電気分解された水が自動的に流れるよう設計されていたり、洗浄水に泡が含まれていることで、男性が用を足した時に壁への飛び跳ねが起きにくい設定になっているものもあります。こうした機能が付いていることで便器だけでなく周囲の壁を掃除する頻度も減らすことができ、高齢者や足腰が弱くなっている人たちには大変好評です。

またタンクありの場合は手の届きにくい便器のふちに汚れがたまりやすく、掃除してもきれいになっているか確認しにくいという不便さがありました。タンクレスでは、特殊コーティングが表面にされているため汚れが付着しにくいことに加えて、大半がふちのない設計になっているためさらに掃除がしやすいと言えます。

断熱で洗面所を快適スペースに
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

洗面所と言えば朝起きて顔を洗う場所、というイメージを持つ人が多いようですが、実はその用途は非常に多彩です。メイクをする場所、脱衣所、また大抵は洗濯をする場所としても用いられています。コンパクトな室内スペースを有効に活用し、なおかつ快適に過ごせるようにするため、いろいろなリフォームのアイデアが考え出されています。

脱衣所としての用途を考える時、室内を快適な温度に保つことが課題となります。特に冬場は、脱衣所の断熱がふさわしくできていないと、居室と洗面所を行き来する間に大きな温度差が生じ、健康に不安を抱える人には危険な状況が生じることがあります。こうした健康被害を予防するために、様々なタイプの洗面所暖房機が提案されています。例えば、厚さ10cmほどの薄型サイズながら、足元から強力に温風を送ってくれる暖房機の人気が高まっています。また人の動きをセンサーで感知して温風を送る壁掛けタイプのものや、天井の照明にハロゲンヒーターの機能を追加したものもあり、これらの多くが1万円以内で購入可能です。

部屋とタオルを同時に暖かくできるタオルウォーマーにも注目が集まっています。お風呂から上がった時に暖かいバスタオルで体を拭くことができるので、特に年配の人や女性に人気です。ウォーマーには電気式のオイル循環式と、ガスで温めたお湯を循環してタオルを温めてくれるマルチタイプもあり、どちらも大掛かりなリフォームをすることなく取りつけることが可能です。

外出しやすい玄関にするポイント
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

玄関や玄関前の段差が大きいと、それだけで年配の方にとっては外出が面倒になることがあります。足腰に自信がない場合はバランスを崩して転倒してしまうのではという怖さがあり、車いすを利用しているケースでは介助をしている人に大きな負担がかかることになるからです。それで最近では、高齢者にとっても介助する人にとっても快適な玄関にするため、様々なリフォームが提案されています。

車いすを利用している人の場合は、スロープを設置するケースが多く見られます。車いすが加速し過ぎることを防ぐために、スロープの勾配を設定する際には目安として、10cmの高低差ごとに150cm前後の長さが望ましいとされています。玄関の段差が30cmを超える場合も少なくないため、直線でスロープを設置できない時にはZ字やU字で取り付けを行います。玄関の幅が非常に限られており、どうしてもスロープの設置ができない場合には、電動あるいは手動の段差昇降機を設置することで段差を解消します。

玄関の敷居も車いすの通行を妨げる原因になります。特に引き戸では敷居をかなり高く設定している場合が少なくありません。この場合はローラーの小さい引き戸に変えることで、車いすを持ち上げる必要のない高さまで段差を下げることが可能です。また玄関前のタイルは、素材によっては雨にぬれると非常に滑りやすくなることがあり、介助する人が転倒する危険があります。これを防ぐためには、タイルの種類を凹凸があり滑りにくい素材に変えることが良いでしょう。

階段での転倒事故を防ぐために
2015.12.23 バリアフリー, リノベーション

2階建てや3階建ての家に住む年配の方たちは、多くの場合1階を自分たちの居住スペースとして確保し、2階や3階は物置や客間として使っています。それでも時折必要なものを取りに階段を上がらなければいけない状況は生じるものです。階段は照明の位置が高く幅が狭いことから、家の中でも特に転倒事故が起きやすく、高齢者が大きなけがをしやすい場所の一つです。こうした危険を未然に防ぐために最も簡便な方法として、手すりを設置することができるでしょう。

階段の勾配にもよりますが、大抵の年配者は階段の手すりに体重を預けながら上り下りをします。ですから、階段の手すりは切れ目がないように、また1階や2階の手すりと連続するように取りつけることが望ましいでしょう。また、突然全体重がかかっても折れないようにブラケットを配置する必要があります。この時に壁の強度を確認してから取りつけるなら、壁ごと外れて大けがをするという事態を避けることができるでしょう。手すりは可能であれば両側に付けることが望ましく、もし狭いために片側にしか取り付けが出来ない場合は、下りるときの利き手を目安に設置すると良いでしょう。

暗い中で階段の電気をつけようと探していたら足を踏み外して転倒してしまった、という事例もあります。そういう時は照明付きの手すりを付けることも有効でしょう。また階段の踏み板の一部が三角形になっている場合、その場所でつま先立ちになってバランスを崩したり、スリッパを履いていて踏み外したりすることが起きやすくなります。ですから、常に広い面を歩くことができるように外側に手すりを設置する方が賢明です。

介助しやすいお風呂造りのポイント
2015.12.23 バリアフリー, リノベーション

お風呂場は安全性の確保が最優先で、それは介助する人がいる場合でも同様です。移動距離を最小限にして転倒する危険を減らすという観点から、寝室にできるだけ近い位置にお風呂場を設置することが望ましいでしょう。この点に加えて、リフォームを考えるなら、まずお風呂場の広さとを十分に確保し、さらに介助する人にとってもされる人にとっても使い勝手の良いスペースにすることが大切です。

シャワーチェアを使っている人を介助する場合を考えると、洗い場の幅が130cm以上、奥行きが170cm以上あるなら比較的容易に介助が可能です。またスペースを最大限に活用するために、浴場の入り口は内開きの扉よりも引き戸が便利でしょう。また浴槽のサイズは100cm以内のものを選ぶなら、体が沈みこんで溺れてしまうという事態を避けることができます。

使い勝手を良くするという観点から考えると、まず入り口の段差をなくすこと、そして可能であれば浴室と脱衣所の床を同じ高さに合わせることで、段差でつまずくという危険を回避できます。車いすで入ることを考えるなら、入口の幅を広めに確保することも重要です。また床のタイルは滑りやすく事故が起きやすいので、滑りにくく肌寒く感じにくい材質のものを選ぶと良いでしょう。また浴槽をまたぎやすい高さにするならバランスを崩した結果の事故を未然に防ぐことができます。それで半埋め込み型の浴槽を設置するなら、浴槽のふちの高さを大幅に抑えることができるでしょう。