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損しないために気をつけること
2016.04.01 太陽光発電

太陽光発電システムは自家発電で自宅用の電気がまかなえる上に、消費しない余剰分の電気を売電すれば収益も得られる魅力的なエネルギー源です。しかし必ずしも損をしないというわけではありませんそこで、設置から運営までで損しないために気をつけたいポイントを紹介するのでしっかり頭に入れておきましょう。まず、機器の設置の時点で自宅の屋根にパネルが設置できるか、日あたりは良いかなどを確認しておくことが大事です。運営始めても日当たりが悪いと、売電はおろか自宅で必要な電気量が不足する場合もあります。

更に太陽光発電で得た電気は溜めておくことができないため、基本的に太陽が出ている昼間しか発電できません。そのため、昼間に在宅して電化製品を使うようでは売電できる電気量が確保できないことになります。太陽光発電システムは昼間、自宅でほとんど電気を使わないライフスタイルの家庭に導入するのが望ましいと言えます。また日当たりがよい家でも、どうしてもその年の気象状況によって発電量の増減はあります。十分な発電量が得られるかどうかを事前に気象庁発表の年間日射量の統計をチェックしたり、設置業者に頼んで確認してもらうとよいでしょう。

そして、結構重要なのが設備にかかる費用です。太陽光発電システムを一式揃えるのに安くなっているといえども、初期費用にまとまった金額が必要になります。またパネルも大きさや素材によって発電量が異なり、値段も違ってきます。予め確保したい発電量と、かかる費用について業者に見積もりを依頼します。何年位で初期投資分が回収できるかを、損しないようにしっかりシュミレーションしておくことが大事です。

設置コストが以前より下がり、変換効率は上がっている
2016.03.26 太陽光発電

太陽光発電システムを始めるには、パネルやパワーコンディショナーなどの機器を工事で設置しなければなりません。どうしても、設置段階で機器の費用な工事費など多額の費用がかかってしまいます。初期費用のことを考えると、設置に二の足を踏んでしまうという人もいますよね。しかし、太陽光発電システムの導入が始まった頃に比べると、機器の研究開発が進んで、安くて性能のよい機器が出回るようになりました。

更に東日本大震災の後、太陽光の非常用電源になるというメリットが注目されて導入が進み、機器の生産も増えてきました。そのため近年は業者同士の価格争いも激しくなってきて、一般的な電化製品に比べると高額ではありますが、設置にかかる費用は少しずつ安くなってきているのが現状です。

例えば、2000年時でモジュールが約170万円、周辺機器が約70万円、設置工事費などを合わせると総額で270万円位はかかっていました。2006年頃で総額が大体30万円程安くなり、2011年頃にはモジュールが約110万円、周辺機器が約40万円、工事費をいれると総額は約180万円と200万円を切るまでに費用が下がってきています。現在では更に安くなっており、160万円前後で設置できる業者もあります。更に、太陽光発電では太陽光エネルギーを家庭で使える電気に変換して使いますが、この変換効率は研究が進んだおかげで、導入時に比べてかなり上がっています。当時は16%位だったのに、2015年では20%以上と飛躍し効率よく電気エネルギーを得ることができるようになっています。

設置時に助成金が受けられる場合もある
2016.03.25 太陽光発電

太陽光発電は2012年頃から急激に設置する家庭や企業が増えています。それは、国が太陽光発電で得られる電気を再生エネルギーと認め、資源の少ない日本でのエネルギーの自給を後押しするためにも助成金制度を導入し始めたからです。しかし、爆発的に導入が急増したためか、導入時の国からの助成金は現在廃止となっています。ただ、これからの動向次第ではまた助成金制度が復活する可能性もあります。

一方、都道府県や市町村などの地方自治体では、助成金制度を行っているところもあります。金額や期間などの補助の条件は、各自治体で差があります。例えば住宅用の場合、金額は1KWあたり下限は1万から10万円前後、上限は10万から30万円前後と結構開きがあります。期間も特に設けていない場合もありますが、予算の関係で1年もしくは2年で延長するかその年で決めるという形が取られています。また、助成金の予算額は決まっているので助成金を受け取れるのは、申し込みの先着順もしくは期間内での抽選という形をとっている自治体もあります。更に国の助成金制度廃止の動きにならって、現在までに終了している自治体もあります。お住まいの自治体のホームページなどで確認してみましょう。

また、助成金の申請方法なども自治体によって異なっていますが、設置工事前後になる場合が多く、また申請から助成金決定までに時間がかかることもあります。助成金を受けての設置を考えるなら、早めに準備にとりかかったほうがよいでしょう。

初期費用がかかり、発電量も不安定なのが難点
2016.03.24 太陽光発電

太陽光発電は単純に儲かる、設置さえしてしまえば後は放置しておいても勝手に収入になるとよく言われます。確かに当てはまるのですが、確実に収益になるというわけではない部分もあるのでしっかり理解しておくことが大事です。太陽光発電の導入を考える上で、設置費用がどのくらいかかるかは気になるところです。システムには、太陽の光を受けるパネルの他に発電した直流電気を一箇所に集める接続箱、集めた電気を家庭で使えるように交流電気に切り替えるパワーコンディショナー、交流電気を家庭内へ送る分電盤、そして売った電気と買った電気の量をモニター表示する電力量計の5つの発電系統連携システムが必要となります。

一般的な住宅で必要な初期費用は2015年時点では、1KWあたりの費用が41万円位かかるとして、以前よりは安くはなってはいますが、全体では150万から180万円位が相場となっています。もちろん、設置するパネルの枚数やシステムの容量によって違いはあります。また、居住地の自治体によっては補助金を出しているところもあるので、地域によってはもう少し安くなる可能性もあります。

また、太陽光発電システムは発電量は晴天が続いたり夏なら多いし、雨や曇り、太陽の光が弱い冬は少ないなど天気や季節に左右されてしまいます。また寒い地域では少なく、暑い地域では多いなどお住まいの地域よっても差が生じます。今年発電量が多かったといっても、来年は天候不順で発電量が減る可能性もあり、発電量は不安定だということも心得ておく必要があります。

設置も比較的自由でメンテナンスも簡単
2016.03.24 太陽光発電

太陽光発電は、小さな住宅から広大な施設や土地など、それぞれ場所の広さや条件に合わせたシステムを設置することができます。発電時はとても静かで、石油を燃焼させる時のように大気汚染物質も出ません。騒音や汚染物も出ないので、周りに環境などもあまり考慮せず、ただ太陽に光が十分に当たるかどうかだけを考えればよく、比較的自由に設置できるのが魅力です。住宅用なら屋根が一般的で、広大な空き地や大きなビルの屋上などにも設置されますが、最近では日あたりのよい壁に設置することもあります。また、パネルの大きさや発電量なども種類が豊富なので、屋根や土地の広さに合わせて選んで組み合わせることも可能です。

そして、太陽光発電システムは屋外に設置するという前提のもとに、普通の電化製品よりもかなり頑強にできており、他の発電システムよりも構造が簡単になっています。そのため、何も手入れの必要がないメンテナンスフリーというわけではないですが、一般的な電化製品に比べると壊れにくいのが特徴です。太陽光発電システムも機械なので、長期間稼働させていると部品が劣化したり、自然災害などでパネルが汚れるといったトラブルはあります。そのためメンテナンスはどうしても必要となります。

しかし、メンテナンスといっても他の発電システムよりは簡単に済むし、上手く設置からの年数でメンテナンスの時期を計算して組み込めば、それほど多額な出費にはなりません。定期メンテナンスを忘れずに行い、必要な部品交換などを行っておけば、突然故障するということもほとんどないとされています。