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2015年12月の投稿一覧

バリアフリーとユニバーサルデザインの違いは?
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

「バリアフリー」と「ユニバーサルデザイン」という言葉がメディアなどで頻繁に取り上げられるようになりました。この二つの間にはどんな違いがあるのでしょうか。

「バリアフリー」は、障害者や年配の人など、いわゆる社会的弱者を対象として、その生活において障害となり得るもの、つまりバリアを取り除くことで快適に過ごせるようにする、というコンセプトがあります。つまり、問題となる状況が確認された後に、それを解消するため取られる施策と言えるでしょう。身近な例としては、車いすで生活する人が外出しやすいように玄関前にスロープをつけることや、視覚障害者のために設置された音の出る信号機などがあげられるでしょう。浴室などの段差解消リフォームなども、高齢者を念頭に置いて行われるなら、バリアフリーのリフォームと定義できます。

一方「ユニバーサルデザイン」とは、文化や国籍、性別や能力の違いに関わりなく、すべての人が利用可能なデザイン、というコンセプトです。つまり特定の人の不便を念頭に置いて考える対症療法的な考え方ではなく、デザインや設計の時点から、誰が使っても便利で使いやすいものを徹底して追求する、という考え方が根底にあります。身近なケースでいえば、子供でも年配の人でも取り出しやすく扱いやすい斜めドラム式の洗濯機や、建物すべてが自動ドアになっているケースなどがこれに当てはまるでしょう。

二つの考え方にはその成り立ちから大きな違いがあるものの、他の人への配慮や思いやりを土台としている、という点では共通しており、お互いに補い合う考え方であると理解されてきています。

収納を活用してすっきりした洗面所づくり
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

洗面所のリフォームを計画しておられるなら、蛇口の位置や照明のタイプを考える前に、まずは収納をどうするかをじっくり考慮することをお勧めします。洗面所に置いてあるものは意外と多く、大半は毎日使うものばかりです。例えば歯ブラシや整髪料や洗顔クリーム、男性ならひげそり、女性であればお化粧に必要なものを置いてある場合もあります。これらがきれいに整理されて収納されていて、いつも快適に洗面所を利用できると、生活全体のリズムも良くなります。

女性のおよそ40%がメイクを洗面所で行う、というアンケート結果を踏まえて、女性が使いやすい設計の洗面台が増えてきています。例えば鏡の位置です。洗面台の鏡は洗面ボウルが間に入るため少し距離が開いてしまい、アイラインを引く時やマスカラをつける時などに不便さを感じる女性が少なくありません。この問題を解消するため、鏡を手前に引き出せるよう設計されているキャビネットタイプのものがあります。また洗面ボウルの手前に小さな引き出しがいくつも取り付けられていて、コンタクト用品や化粧品を取り出しやすい位置に収納できるタイプもあります。

洗面所に洗濯機や乾燥機が備えつけられるようリフォームするなら、洗剤などの消耗品をどこに収納するかもあらかじめ考える必要があります。大抵は洗面台と同じ仕様の収納ユニットがあるので、それを利用して全体の雰囲気を統一し、可能であれば洗濯機なども扉付きの収納に納めてしまうことで、さらにすっきりした印象にすることができるでしょう。

洗面所とお風呂場の段差を解消しよう
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

洗面所と浴室の間に段差があるのは当たり前、と以前は考えられていました。ある程度の高低差があれば、お風呂のお湯が溢れたとしても洗面所に入り込んで水浸しになってしまうことを避けることができるからです。それでも最近では、この段差を上り下りする時にバランスを崩してしまったり、また洗面所の床が濡れていたために転倒して怪我をしてしまうケースが増えてきました。そのため近年では、特に年配者が住む家においてこの段差解消のリフォームが頻繁に行われています。

多くのケースでおよそ8cmから10cmの段差があるため、その解消には浴室扉の変更と洗面所の床リフォームが行われます。浴室扉が内開きの場合には出入りのスペースがかなり制限されてしまい、つかまって支えにできる場所もないために、段差の影響でバランスを崩してしまいやすいものです。そこで扉を折戸に変えて、そのレールを排水に利用することで、段差がなくても洗面所に水が入り込んでしまう事態を避けることができます。また浴室床に大きめの排水溝を設置することでいっそう水はけを良くし、転倒の危険を減らしたケースもあります。

洗面所の床は、高さを下げると同時に滑りにくい素材を使用することでさらに転倒の危険を減らすことができます。洗面所の床を下げることが不可能な場合には、浴室側の足元へ滑りにくい素材の小型スロープを設置することで、段差を心配することなく洗面所との出入りができます。また浴室全体にすのこを引いたケースもあります。こうすることで段差解消だけでなく、床に直接座ることができるので、足腰に不安のある人にも安心です。

過ごしやすいトイレの秘訣はこれだ
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

冬暖かく、夏涼しく過ごせる家に住めたらどんなに良いことかと思います。外気の影響を受けにくい部屋は冷暖房の効きが良くなるため、経済的にもお得と言われています。リフォームを希望する大半の人が断熱をどこまで実現できるかに注目していて、特にトイレの断熱にこだわった注文が多いようです。

一般的な家の間取りとして、リビングや居室は南向きに配置されるため、結果として大抵の場合はトイレの位置はほとんど日が差さない北向きになり、部屋としてはほとんど暖まらない、ということが観察されています。加えて水回りであることから湿気も多くなりがちなので、冬場は底冷えのする寒さで、夏場は湿気が多くて大変という声も聞かれます。トイレの場合、単純に断熱材を壁に敷き詰めるだけでは効果は不十分なものとなります。さらに暖房設備と24時間換気を実現する必要があるでしょう。

暖房設備という面では、小型の温風ヒーターやパネルヒーターを設置するのも良い方法です。どちらも瞬間的に暖まるわけではなく、24時間稼働させておくことが理想的です。加えて、最近ではタンクレストイレの中で、便座を温めるだけでなく部屋暖房機能が備わっているモデルがあります。値段は約1万5千円からと比較的購入しやすい値段で、高齢者からの人気が高まっています。これらに加えて、熱気と湿気がこもってしまわないための換気システムとして、センサーで人の出入りを感知して作動するタイプの換気扇を取りつけるなら、一定の快適な温度を保つことができるでしょう。

タンクレストイレが選ばれている訳
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

トイレのリフォームをする際に多くの方がタンクレスのトイレを選ぶようになってきています。洗浄水をためるタンクありのトイレと比べるとおよそ1万円から5万円ほど割高ではあるものの、その利便性から特に女性や年配者に人気が高いようです。

タンクレストイレのサイズは約75cmで、タンクありのトイレと比べると10cmほど小さくなります。この10cmが広がるだけでトイレの室内ではかなり広く感じられます。またタンクがないことから見た目の圧迫感も少なくなっています。また多くのタンクレストイレには、人の動きを感知すると自動的に便座のふたが開閉する機能が付いていて、ふたに触るということに抵抗感のある人だけでなく、腰を曲げることが大変でふたを上げるだけでもつらい、という年配者にも大変好評です。さらに、便座内に照明が取り付けられているタイプもあります。これは夜間にトイレを使用する際、便座の位置をはっきりと示すことで、男性が立って用を足すときの助けとなり、また座る際にバランスを崩して便器内にはまりこんでしまう、という事態を避けることもできます。

タンクレストイレを選ぶと、手を洗う場所を別に設置することが必須で、そのための給排水の設置工事も必要になります。ただ最近では手洗い器もインテリアの一部として考えられるようになってきていて、リフォームのプランに含まれるケースも増えています。また電気で水を流すタンクレスでは、停電時にバケツなどで水を流す不便さがあり、これを解消するために最近では手動レバーや充電池が内蔵されたモデルが発売されています。

ビルトイン浄水器が持つ多様な機能に注目
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

ミネラルウォーターに対する関心は引き続き高く、飲料としてだけでなく料理や洗顔に利用する人も増えてきています。こうした要望に応え、最近では浄水器が標準として取り付けられる新築の家もあります。その際に選ばれているのがキッチンやシンクの下に設置するビルトイン型浄水器です。アンダーシンク型とも呼ばれるこのタイプの浄水器はいくつもの利点があるため人気が高いものの、この取り付けには専門業者による工事が必要になるため、リフォームするタイミングを活用して設置をするケースが多く見られます。

ビルトイン型はシンク周りがすっきり見えるため、景観を損なわないタイプとしても注目されています。最も簡易的な蛇口直結タイプの浄水器はほぼ毎月カートリッジの交換を必要とする一方、ビルトインタイプは一年に一度交換すれば良く、カートリッジの入手を十分前もって行っていれば、その他の手入れはそれほど必要としません。また最近では交換時期を忘れないためにデジタル表示されているタイプもあります。

カートリッジ内の構造はシンクに据え置くタイプとほぼ同様であるものの、カートリッジそのもののサイズがかなり大きいことからフィルター層の数が多く、塩素や有害物質を取り除く浄水能力は非常に高いと言えます。またろ過できる水量が豊富なことに加えて、最近のモデルでは酸性とアルカリ性のイオン水に調整する機能も搭載されています。こうした多様な機能とコストパフォーマンスの良さがビルトイン浄水器の強みと言えるでしょう。

食器洗浄機は進化し続けている
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

食器洗い乾燥機がさらに注目されるようになったきっかけは、食中毒に対する効果が高いことが証明されたことでしょう。洗剤と70℃以上のお湯で徹底的に洗浄をおこなった後、さらに高温で乾燥を行うため、殺菌や消毒の効果が非常に高いことが知られるようになり、その結果体力のない年配者や幼児を持つ親たちの間で人気が高まる結果となりました。

また洗浄から乾燥までの時間を他のことに活用できる、という利点もこの人気を後押ししています。給水接続をする場合、食器洗い機内でためた水を加熱する時間が必要となるため、乾燥仕上げまでの時間はおよそ1時間から1時間30分ほどかかります。一方、給湯接続をした場合には食器洗い機内で加熱する時間がほぼ不要となるため、早いケースでは20分余りで乾燥の段階まで終えることが可能です。いずれにしても、洗浄時間中は別の用事を行うことができ、洗浄終了後には吹き上げまでほぼ完了した状態で取り出すことができるわけで、この便利さから人気は引き続き高まっていくことが予想されます。

以前では油汚れがひどい食器や高温では洗えない食器などは別に取り分けておいて、手洗いをしなければなりませんでした。また食器の量が少ない場合には、無駄を避けるために一杯になるまで待つケースもありました。最近のモデルではこうした細かい注文にも応じるモードが搭載されるようになってきていて、省エネだけでなく消費者の快適な生活にいっそう貢献することができるようになっています。