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『リノベーション』カテゴリーの投稿一覧

減築のメリットを考えてみよう
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

「増築」とは、家の部屋数や床面積を増やして大きくすることを指します。最近では、これとはまったく逆の「減築」、つまり部屋数を減らしたり、床面積を減らすことにより家のつくりをよりコンパクトにするタイプのリフォームに注目が集まっています。

「減築」を行うメリットはいくつもあります。例えば使われていない部屋をなくすことで、掃除などのメンテナンスにかける時間や費用を節約することができます。また2階建ての家を平屋に減築する場合には、階段での事故が起きる可能性は皆無になり、手すりなどのリフォームを行う必要もなくなります。また建物の重さが減ることで壁にかかる負担が軽くなった結果、耐震性が向上することも確認されています。さらには日当たりの良くない部屋をなくすことで、日照や風通しも良くなるでしょう。採光の改善を目的として、2階の一部を減築してロフト仕様にリフォームしたり吹き抜けを付けたケースもあります。

減築はお財布にも優しいリフォームです。部屋数を減らして家のサイズダウンを図ることによって、冷暖房機器の効率がさらに良くなり、結果として電気代が安くなります。また延べ床面積によって金額が決定される固定資産税の請求額が安くなる可能性もあります。フリーになったスペースが大きかったため、駐車場を設置して人に貸しているという人もいます。さらに一般的な建て替えと比較した場合、コストは大幅に抑えられます。状況に合わせたコンパクトな暮らしを望む人にとって、減築は一考の価値がある選択肢と言えるでしょう。

動線を考えればキッチンの作業効率が向上
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

システムキッチンへのリフォームを考えるときに、まず悩むのがレイアウトでしょう。I型やL型、最近ではアイランド型やペニンシュラ型にしたいという希望者も多いようです。どれが最適かを判断する上で助けになるのは、作業動線の長さとダイニングとの位置関係です。

キッチンの中で必要となるのは、シンク、コンロ、そして冷蔵庫です。使用頻度が高いこれら3つの場所をつなぐ線は作業動線と呼ばれていて、この長さが3.6mから6m以内に収まると効率が良いと判断されます。。ただしI型のキッチンについては例外として2.7m以内に収まると効率が良いとされています。これ以上に長いと無駄な動きが多すぎることになり、作業をしていて疲れやすくなります。一方で線の長さが短すぎる場合、動く範囲は小さくなるものの、調理スペースなどに余裕がなくなり、結果として作業効率は悪くなってしまいますそれでキッチンの大きさと形状に合わせてシンクなどの置き場所を決めたら、その作業動線の長さを測ることによって、配置の良しあしを判断することができるでしょう。

レイアウトを決定する上でもう一つ大切なことは、キッチンとダイニングの位置関係を考えることです。キッチンが一つの部屋として独立している場合と、リビングダイニングとの一体型の場合では、キッチンの用途に関するコンセプトが大きく異なります。リビングなどと繋がっている場合には、家族とのコミュニケーションを図りやすいオープン型や対面型を選ぶことで用途に沿った使い方ができるでしょう。

原因を知って有効なシロアリ対策
2015.12.26 リノベーション

床がぶかぶかして抜けそうになっている、また家の中に羽アリが大量発生した、といった現象が見られたら、多くの人はシロアリの被害を想像するでしょう。シロアリは多くの場合床下から侵入して基礎などを食べ進んでいきます。柱の表面を食い尽くさないため、初期の段階から被害に気付くのは容易ではなく、目に見える場所が腐ってくるなどして家主が気がついた時にはかなり深刻な状況になっていたケースも少なくありません。このシロアリの被害を防ぐために、リフォームをする際覚えておくとよいことが幾つかあります。

木材を食料とするシロアリは、高温多湿の場所を好み、適当な木材を見つけるとトンネルを作って内部に侵入し、コロニーを形成・拡大していきます。キッチンやトイレなどの水回りに被害が多いのはそのためです。それで基礎を高くして風通しを良くし、密閉空間をなくすことでシロアリの住みにくい環境にすることができます。また高い基礎は点検を容易にするという面でも有効でしょう。また耐震性能を高める目的で行う木材のコンクリートコーディングは、内部にシロアリが侵入した場合に発見が遅れやすいというリスクがあることを覚えておくべきです。

消毒をすることも重要です。玄関の下やお風呂場の下などに直接消毒を行うことでおよそ5年の効果が期待できると言われています。その他に家の周りのシロアリが好みそうな場所を消毒することや、柱に防蟻の薬剤を塗布することも行われています。さらに、防蟻効果の高いヒノキなどの木材を選んでリフォームに使用する、というオプションもあります。

トイレで節水する方法とは
2015.12.26 リノベーション

家庭で節水することは二酸化炭素の削減につながると同時に、お財布にも優しい、ということで多くの方が取り組んでおられます。その代表的なものがトイレの節水でしょう。タンクにレンガを沈めたり、ペットボトルを浮かべてみたり、あるいはと様々なアイデアがあります。

ただこうした方法はタンクの破損を引き起こしたりハンドルの正常な可動をとどめてしまったりといったリスクも伴います。またタンクの容量は計算に基づいて定められているため、その量が足りないと排水不良が起きて便器内や配管内が詰まってしまう、ということも起きています。それで最近では多くの人が、こうしたリスクがなく簡単に節水可能なタンクレストイレを設置することにしました。

タンクレストイレではメーカーによって多少の差はあるものの、2015年のモデルでは大モードの場合5Lから4.8Lほど、小モードでは3.8Lから3.3Lほどの排水が必要となります。これを家族4人で利用する計算をすると、2000年に発売されたモデルと比較して年間1万2千円から1万5千円ほどの節約が可能となります。小モードの中でもさらに節水モードが設定されているケースもあります。5L排水のモデルは節約になりにくいのではと思われがちですが、その分水流が強くなって洗浄力がアップするため便器の隅々まで汚れを落とすことができ、結果として頻繁に清掃をする必要がほとんどないという強みがあります。2000年辺りのモデルならタンクの容量は17Lほど、2010年辺りのモデルでも13Lほどの容量があることと比較するなら、タンクレスがどれほど節水に効果的かわかります。

トイレ掃除が楽になるタンクレス
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

トイレを隅々まできれいに掃除しようとすると時間がかかるものです。便器の周りには凹凸がいくつもあり、タンクと便座の隙間にもほこりや汚れが溜まりやすいものです。またタンクの裏にも狭いスペースがあってかなり体を傾けないと掃除できないことから、特に年配者には辛い作業でした。また用を足した際に飛び散った汚れを壁紙が吸収してしまい、悪臭を放ってなかなか取れないということもあります。タンクレストイレはこうした苦労を軽減できるという理由でも選ばれています。

タンクレストイレに使われる便器のシルエットは凸凹がほとんどない形状のため、掃除をする際にも狭い隙間まで手を伸ばす必要がありません。このためお手入れの時間を大幅に短縮することができます。さらに洗浄水にも工夫が施されています。例えば電気分解された水が自動的に流れるよう設計されていたり、洗浄水に泡が含まれていることで、男性が用を足した時に壁への飛び跳ねが起きにくい設定になっているものもあります。こうした機能が付いていることで便器だけでなく周囲の壁を掃除する頻度も減らすことができ、高齢者や足腰が弱くなっている人たちには大変好評です。

またタンクありの場合は手の届きにくい便器のふちに汚れがたまりやすく、掃除してもきれいになっているか確認しにくいという不便さがありました。タンクレスでは、特殊コーティングが表面にされているため汚れが付着しにくいことに加えて、大半がふちのない設計になっているためさらに掃除がしやすいと言えます。

断熱で洗面所を快適スペースに
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

洗面所と言えば朝起きて顔を洗う場所、というイメージを持つ人が多いようですが、実はその用途は非常に多彩です。メイクをする場所、脱衣所、また大抵は洗濯をする場所としても用いられています。コンパクトな室内スペースを有効に活用し、なおかつ快適に過ごせるようにするため、いろいろなリフォームのアイデアが考え出されています。

脱衣所としての用途を考える時、室内を快適な温度に保つことが課題となります。特に冬場は、脱衣所の断熱がふさわしくできていないと、居室と洗面所を行き来する間に大きな温度差が生じ、健康に不安を抱える人には危険な状況が生じることがあります。こうした健康被害を予防するために、様々なタイプの洗面所暖房機が提案されています。例えば、厚さ10cmほどの薄型サイズながら、足元から強力に温風を送ってくれる暖房機の人気が高まっています。また人の動きをセンサーで感知して温風を送る壁掛けタイプのものや、天井の照明にハロゲンヒーターの機能を追加したものもあり、これらの多くが1万円以内で購入可能です。

部屋とタオルを同時に暖かくできるタオルウォーマーにも注目が集まっています。お風呂から上がった時に暖かいバスタオルで体を拭くことができるので、特に年配の人や女性に人気です。ウォーマーには電気式のオイル循環式と、ガスで温めたお湯を循環してタオルを温めてくれるマルチタイプもあり、どちらも大掛かりなリフォームをすることなく取りつけることが可能です。

外出しやすい玄関にするポイント
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

玄関や玄関前の段差が大きいと、それだけで年配の方にとっては外出が面倒になることがあります。足腰に自信がない場合はバランスを崩して転倒してしまうのではという怖さがあり、車いすを利用しているケースでは介助をしている人に大きな負担がかかることになるからです。それで最近では、高齢者にとっても介助する人にとっても快適な玄関にするため、様々なリフォームが提案されています。

車いすを利用している人の場合は、スロープを設置するケースが多く見られます。車いすが加速し過ぎることを防ぐために、スロープの勾配を設定する際には目安として、10cmの高低差ごとに150cm前後の長さが望ましいとされています。玄関の段差が30cmを超える場合も少なくないため、直線でスロープを設置できない時にはZ字やU字で取り付けを行います。玄関の幅が非常に限られており、どうしてもスロープの設置ができない場合には、電動あるいは手動の段差昇降機を設置することで段差を解消します。

玄関の敷居も車いすの通行を妨げる原因になります。特に引き戸では敷居をかなり高く設定している場合が少なくありません。この場合はローラーの小さい引き戸に変えることで、車いすを持ち上げる必要のない高さまで段差を下げることが可能です。また玄関前のタイルは、素材によっては雨にぬれると非常に滑りやすくなることがあり、介助する人が転倒する危険があります。これを防ぐためには、タイルの種類を凹凸があり滑りにくい素材に変えることが良いでしょう。