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『リノベーション』カテゴリーの投稿一覧

二世帯同居で選べる3つのオプション
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

年齢を重ねた親の介護が必要になったことから、同居を考えるようになったというケースが多いようです。最近では、お互いの家族がプライバシーを尊重しつつ快適に過ごせる家、というテーマに基づいて、二世帯住宅へのリフォームを行う人が増えています。このリフォームには昔ながらの完全同居型、部分共有型、完全分離型の3パターンがあります。

完全同居型とは、寝室などのプライバシールームを除いて、リビングやキッチンなどを二つの家族で共有するパターンです。大抵は1階にバスルームなどの共用スペースと親の寝室があり、2階に子供の世帯用寝室があります。この場合はリフォームする箇所が比較的少なく済むため、費用が抑えられるという利点があります。ただ二つの家族で生活リズムが異なる場合などは、良いコミュニケーションを図って協力し合うことが求められるでしょう。

部分共有型は、玄関のみ、あるいは玄関と浴室のみを共有するなど、二つの家族間で話し合って特定のスペースのみを共有するタイプです。浴室や洗濯スペースなど水回りを共有すればリフォームのコストをかなり抑えることができます。光熱費の割合などを事前によく話し合っておくことでスムーズに新生活を始めることができるでしょう。

完全分離スタイルは、左右型・上下型・2棟型の3種類があります。初期投資に必要な費用が他のプランと比べて大きくなるものの、リフォーム後は生活リズムの違いによるトラブルも起きにくく、それぞれが支払うべき光熱費などの計算も容易です。互いのプライバシーを尊重する点では最も有効なオプションと言えます。

バリアフリーとユニバーサルデザインの違いは?
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

「バリアフリー」と「ユニバーサルデザイン」という言葉がメディアなどで頻繁に取り上げられるようになりました。この二つの間にはどんな違いがあるのでしょうか。

「バリアフリー」は、障害者や年配の人など、いわゆる社会的弱者を対象として、その生活において障害となり得るもの、つまりバリアを取り除くことで快適に過ごせるようにする、というコンセプトがあります。つまり、問題となる状況が確認された後に、それを解消するため取られる施策と言えるでしょう。身近な例としては、車いすで生活する人が外出しやすいように玄関前にスロープをつけることや、視覚障害者のために設置された音の出る信号機などがあげられるでしょう。浴室などの段差解消リフォームなども、高齢者を念頭に置いて行われるなら、バリアフリーのリフォームと定義できます。

一方「ユニバーサルデザイン」とは、文化や国籍、性別や能力の違いに関わりなく、すべての人が利用可能なデザイン、というコンセプトです。つまり特定の人の不便を念頭に置いて考える対症療法的な考え方ではなく、デザインや設計の時点から、誰が使っても便利で使いやすいものを徹底して追求する、という考え方が根底にあります。身近なケースでいえば、子供でも年配の人でも取り出しやすく扱いやすい斜めドラム式の洗濯機や、建物すべてが自動ドアになっているケースなどがこれに当てはまるでしょう。

二つの考え方にはその成り立ちから大きな違いがあるものの、他の人への配慮や思いやりを土台としている、という点では共通しており、お互いに補い合う考え方であると理解されてきています。

原因を知って有効なシロアリ対策
2015.12.26 リノベーション

床がぶかぶかして抜けそうになっている、また家の中に羽アリが大量発生した、といった現象が見られたら、多くの人はシロアリの被害を想像するでしょう。シロアリは多くの場合床下から侵入して基礎などを食べ進んでいきます。柱の表面を食い尽くさないため、初期の段階から被害に気付くのは容易ではなく、目に見える場所が腐ってくるなどして家主が気がついた時にはかなり深刻な状況になっていたケースも少なくありません。このシロアリの被害を防ぐために、リフォームをする際覚えておくとよいことが幾つかあります。

木材を食料とするシロアリは、高温多湿の場所を好み、適当な木材を見つけるとトンネルを作って内部に侵入し、コロニーを形成・拡大していきます。キッチンやトイレなどの水回りに被害が多いのはそのためです。それで基礎を高くして風通しを良くし、密閉空間をなくすことでシロアリの住みにくい環境にすることができます。また高い基礎は点検を容易にするという面でも有効でしょう。また耐震性能を高める目的で行う木材のコンクリートコーディングは、内部にシロアリが侵入した場合に発見が遅れやすいというリスクがあることを覚えておくべきです。

消毒をすることも重要です。玄関の下やお風呂場の下などに直接消毒を行うことでおよそ5年の効果が期待できると言われています。その他に家の周りのシロアリが好みそうな場所を消毒することや、柱に防蟻の薬剤を塗布することも行われています。さらに、防蟻効果の高いヒノキなどの木材を選んでリフォームに使用する、というオプションもあります。

トイレで節水する方法とは
2015.12.26 リノベーション

家庭で節水することは二酸化炭素の削減につながると同時に、お財布にも優しい、ということで多くの方が取り組んでおられます。その代表的なものがトイレの節水でしょう。タンクにレンガを沈めたり、ペットボトルを浮かべてみたり、あるいはと様々なアイデアがあります。

ただこうした方法はタンクの破損を引き起こしたりハンドルの正常な可動をとどめてしまったりといったリスクも伴います。またタンクの容量は計算に基づいて定められているため、その量が足りないと排水不良が起きて便器内や配管内が詰まってしまう、ということも起きています。それで最近では多くの人が、こうしたリスクがなく簡単に節水可能なタンクレストイレを設置することにしました。

タンクレストイレではメーカーによって多少の差はあるものの、2015年のモデルでは大モードの場合5Lから4.8Lほど、小モードでは3.8Lから3.3Lほどの排水が必要となります。これを家族4人で利用する計算をすると、2000年に発売されたモデルと比較して年間1万2千円から1万5千円ほどの節約が可能となります。小モードの中でもさらに節水モードが設定されているケースもあります。5L排水のモデルは節約になりにくいのではと思われがちですが、その分水流が強くなって洗浄力がアップするため便器の隅々まで汚れを落とすことができ、結果として頻繁に清掃をする必要がほとんどないという強みがあります。2000年辺りのモデルならタンクの容量は17Lほど、2010年辺りのモデルでも13Lほどの容量があることと比較するなら、タンクレスがどれほど節水に効果的かわかります。

トイレ掃除が楽になるタンクレス
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

トイレを隅々まできれいに掃除しようとすると時間がかかるものです。便器の周りには凹凸がいくつもあり、タンクと便座の隙間にもほこりや汚れが溜まりやすいものです。またタンクの裏にも狭いスペースがあってかなり体を傾けないと掃除できないことから、特に年配者には辛い作業でした。また用を足した際に飛び散った汚れを壁紙が吸収してしまい、悪臭を放ってなかなか取れないということもあります。タンクレストイレはこうした苦労を軽減できるという理由でも選ばれています。

タンクレストイレに使われる便器のシルエットは凸凹がほとんどない形状のため、掃除をする際にも狭い隙間まで手を伸ばす必要がありません。このためお手入れの時間を大幅に短縮することができます。さらに洗浄水にも工夫が施されています。例えば電気分解された水が自動的に流れるよう設計されていたり、洗浄水に泡が含まれていることで、男性が用を足した時に壁への飛び跳ねが起きにくい設定になっているものもあります。こうした機能が付いていることで便器だけでなく周囲の壁を掃除する頻度も減らすことができ、高齢者や足腰が弱くなっている人たちには大変好評です。

またタンクありの場合は手の届きにくい便器のふちに汚れがたまりやすく、掃除してもきれいになっているか確認しにくいという不便さがありました。タンクレスでは、特殊コーティングが表面にされているため汚れが付着しにくいことに加えて、大半がふちのない設計になっているためさらに掃除がしやすいと言えます。

断熱で洗面所を快適スペースに
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

洗面所と言えば朝起きて顔を洗う場所、というイメージを持つ人が多いようですが、実はその用途は非常に多彩です。メイクをする場所、脱衣所、また大抵は洗濯をする場所としても用いられています。コンパクトな室内スペースを有効に活用し、なおかつ快適に過ごせるようにするため、いろいろなリフォームのアイデアが考え出されています。

脱衣所としての用途を考える時、室内を快適な温度に保つことが課題となります。特に冬場は、脱衣所の断熱がふさわしくできていないと、居室と洗面所を行き来する間に大きな温度差が生じ、健康に不安を抱える人には危険な状況が生じることがあります。こうした健康被害を予防するために、様々なタイプの洗面所暖房機が提案されています。例えば、厚さ10cmほどの薄型サイズながら、足元から強力に温風を送ってくれる暖房機の人気が高まっています。また人の動きをセンサーで感知して温風を送る壁掛けタイプのものや、天井の照明にハロゲンヒーターの機能を追加したものもあり、これらの多くが1万円以内で購入可能です。

部屋とタオルを同時に暖かくできるタオルウォーマーにも注目が集まっています。お風呂から上がった時に暖かいバスタオルで体を拭くことができるので、特に年配の人や女性に人気です。ウォーマーには電気式のオイル循環式と、ガスで温めたお湯を循環してタオルを温めてくれるマルチタイプもあり、どちらも大掛かりなリフォームをすることなく取りつけることが可能です。

外出しやすい玄関にするポイント
2015.12.26 バリアフリー, リノベーション

玄関や玄関前の段差が大きいと、それだけで年配の方にとっては外出が面倒になることがあります。足腰に自信がない場合はバランスを崩して転倒してしまうのではという怖さがあり、車いすを利用しているケースでは介助をしている人に大きな負担がかかることになるからです。それで最近では、高齢者にとっても介助する人にとっても快適な玄関にするため、様々なリフォームが提案されています。

車いすを利用している人の場合は、スロープを設置するケースが多く見られます。車いすが加速し過ぎることを防ぐために、スロープの勾配を設定する際には目安として、10cmの高低差ごとに150cm前後の長さが望ましいとされています。玄関の段差が30cmを超える場合も少なくないため、直線でスロープを設置できない時にはZ字やU字で取り付けを行います。玄関の幅が非常に限られており、どうしてもスロープの設置ができない場合には、電動あるいは手動の段差昇降機を設置することで段差を解消します。

玄関の敷居も車いすの通行を妨げる原因になります。特に引き戸では敷居をかなり高く設定している場合が少なくありません。この場合はローラーの小さい引き戸に変えることで、車いすを持ち上げる必要のない高さまで段差を下げることが可能です。また玄関前のタイルは、素材によっては雨にぬれると非常に滑りやすくなることがあり、介助する人が転倒する危険があります。これを防ぐためには、タイルの種類を凹凸があり滑りにくい素材に変えることが良いでしょう。