住まいの相談窓口 株式会社サンクレスト

tel055-944-6817

お問い合わせ

ブログ

2016年2月の投稿一覧

太陽光パネルの表面破損にも注意
2016.02.18 太陽光発電

太陽の光を受けるモジュールというパネルは、プラスティックのようなものでできているとよく思われがちです。モジュールの材質は色々ありますが、一般的に多いのが白板強化ガラスという特別なガラスで作られているタイプです。特に国産のものはかなり丈夫にできているので、強風が吹いても台風がきても剥がれにくいとされています。ただ、耐久性にあまり優れていない材質を使っていれば破損も十分起こりえますが、よほどの事がない限り、白板強化ガラスのモジュールでは破損する可能性は低いと言えます。

ただ、最近の国内では異常気象が見られ、また大きな地震などの自然災害も増えているので、今後予想を超える被害を受けてしまう危険性もあります。また、予期しない飛来物やいたずらなどにより、思いがけず破損してしまうこともあります。モジュールの表面が破損して穴があいたりすると、例え小さな破損でも雨が降った場合に内部にまで浸水してしまい機械系統が故障することもあります。更に、破損部分は発電効率が落ちて、発電量が減ってしまう可能性も否めません。太陽光パネルの表面は、黄砂や鳥のふんなどの汚れだけではなく破損していないが、傷がついていないかもきちんと点検することが大事です。自分ではしごを使って屋根に登ったりして、確認するのは危険なのでやはり専門業者に依頼するのが妥当です。他の機器と一緒に定期点検でモジュールの破損も確認してもらえば、異常があった時に即修理依頼ができるので効率的です。

目視点検だけで対処の後回しは危険!
2016.02.17 太陽光発電

太陽光パネルの点検を行う際に、目で見て異常の有無を確認する目視点検がまず行われます。目視点検はモジュールの破損や不具合、接続箱や昇圧ユニットの端子台のネジの緩みや配線の不具合、サビなどの汚れや破損の有無、パワーコンディショナーの配線の不具合や異常音、振動、異臭や汚れの有無など太陽光発電システムの機器を順番にチェックしていきます。目視点検で異常が見られたら、通常は修理や交換などの処置がとられます。しかし、場合によっては修理や交換などに費用がかかることもあります。設置のために既に初期費用が結構かかっているし、しばらくは様子を見ようと対処を後回しにするという人もいますよね。

また太陽光発電システムはメンテンアンスフリーという情報を鵜呑みにしていると、異常といっても大したことがないと思われがちです。実際に異常の程度が軽ければ急激に発電量が減少したり、機器が故障して機能しなくなるということもないかもしれません。しかし、一部の部品交換など少しの修理を後回しにしてしまったせいで、機器をまるごと交換しなければならなくなったり、他の機器まで故障してしまうという最悪の結果になる場合もあります。目視点検は太陽光発電システムの異常を早期に発見する、最も手早い点検方法ですが、肝心なのはその後の対処の仕方です。太陽光発電システムは故障が少ない、耐久性に富んだ装置ですが、異常を感知すればそのままにしておいて自然に収まるというわけではありません。目視点検を受けて異常があれば、すぐに修理の手配してもらうなど早めに対処しておくことが大事です。

目視点検だけの結果、最悪3ヶ月も発電がストップ
2016.02.16 太陽光発電

太陽光発電システムは丈夫で壊れにくい装置ですが、それでも長期間稼働させ続けたり、思わぬ自然災害により、機器に不具合が生じて故障することもあります。システムが正常に機能しないと発電量が減少し、思ったような収益が得られないというリスクがあります。システムの不具合を早期に発見し、原因を突き止めて対処していくことは大きな損失を防ぐことにもつながります。そのために、定期的なメンテナンスが必要となります。定期点検では、モジュールの表面や接続箱の内部やパワーコンディショナーを目で見てチェックする、目視点検が行われます。費用がかかるので、目視点検のみにしているという設置者もいるでしょう。また太陽光発電は耐久性があるという考えから、目視点検だけをしておけばとりあえず安心だと思い込んでいる人もいるでしょう。

しかし、実は目視点検だけでは不十分なのです。特に太陽光発電システムで最も重要な機能を果たすモジュールや、壊れやすいとされ10年に1回は交換の必要があるパワーコンディショナーの内部で起きている不具合は、目で見ただけでは見つけにくいというのが現状です。実際に目視点検だけを受けて異常がなく安心していて、結果3ヶ月も発電せずに損失を招いたというケースもあるのです。発電しなくなってから慌てて詳しく調べても、原因の究明や修理などに時間がかかってしまいます。目視点検だけではなく、専門の機器で測定したり、機器の稼働状況を確認するなど更に詳しい点検を受けておくことが大事です。

目視点検で発見した不具合はその場での対処が鉄則
2016.02.15 太陽光発電

太陽光発電システムは設置しさえすれば、後はメンテナンスフリーだから楽だとよく言われます。しかし、実際には故障や不具合などが発生しているケースもあり、設置後のメンテナンスは必要なのです。定期メンテナンスにおける目視点検で、早期に異常を発見することは大事ですが、異常を見つけてもそのままにしておいては意味がありません。軽度な不具合ならば、修理に費用もかかるしそのままにしておいても問題ないのでは?と思われがちです。しかし不具合がどんどんひどくなって、気づいたときには発電量が著しく減ってしまったり、交換が必要になるくらい機器が故障している場合も実際にはあるのです。

目視点検も確かに大事ですが、重要なのは不具合に対してその場できちんと対応するということなのです。不具合が見つかったらその場で異常の原因を探り、正常に機能するように修理や部品の交換をするだけで済みます。その場で対処しなかったがために、発電量が減ってしまうとそれだけ収益も減り、逆に機器の交換費用などの損失が発生してしまうことにもなりかねません。メンテナンスは販売元のメーカーや専門業者を依頼しますが、目視点検の際に異常が見つかったら、その場でどのような対応をしてくれるかをあらかじめ確認しておくことをおすすめします。例えばメーカー保証の範囲内での定期点検で、目視点検はするけどその場では異常に関しては特に対処しないようであれば、十分なメンテナンスとは言えません。きちんとその場で必要な処置をとってくれる専門業者に別途依頼したほうがよいと言えます。

機器をつなぐ配線や電線管の損傷は機器の故障を招く
2016.02.14 太陽光発電

太陽光パネル同士や接続箱までをつなぐ配線には、パネル上を流れる電気が架台などに流れないようにするために絶縁電線が使用されています。しかし、長年使用し続けていることにより配線が劣化したり、設置の際にパネルを固定するボルトや、パネルの間に配線が挟み込まれてしまったことなどが原因で、配線が損傷することがあります。配線が損傷すると、架台などへ電気が流れてしまう、漏電を引き起こす場合があります。発電した電気の一部が外に漏れ出してしまうので、当然発電量が減り、思ったように収益が得られなくなります。また、配線ケーブルを収める電線管も年月の経過に伴い劣化して腐食したり、台風や飛来物、いたずらなどの自然災害、人災によって損傷する場合もあります。電線管が損傷すると中の配線ケーブルにも不具合が生じて、結果機器の故障へとつながるケースもあります。

配線や電線管は機器同士をつなぐ、太陽光発電システムにとって欠かせない大切な部位なので、損傷や劣化などがないかきちんと点検しておくことが大事です。また万一損傷などが見つかっても、早く対処することで機器の故障や発電がストップするなどの最悪の事態を回避することもできます。メーカーや専門業者が行うメンテンナンスの中にも、モジュールや接続箱の配線や電線管の点検項目が含まれています。配線がコネクタにきちんと結合されていて、損傷がないか、張力がかかりすぎていないかもしくは緩みがないか、配線や電線管に傷や汚れ、腐食の有無、固定状況などを調べます。またパネル同士を配線でしっかり結合されているかなどは、専用の機器を用いて数値を出して調べたりもします。

発電電気を集める接続箱もこまめに点検しよう
2016.02.13 太陽光発電

太陽光発電では、太陽の光を受けるモジュールというパネルで発電された直流の電気を一度集めるために、接続箱という機器を設置しています。太陽光発電で得る電気は、直流なためそのままでは住宅用電気として使えないので、パワーコンディショナーで交流に切り替える必要があります。接続箱で集められた電気が、パンワーコンディショナーへと送られていく仕組みになっています。中には、接続箱とパワーコンディショナーが一体化したタイプもあります。更に接続箱は落雷の際に、太陽光発電機器が故障しないための避雷素子も含んでいます。接続箱は主に屋外の雨に濡れない軒下などに設置されることが多いので、強風などの自然現象の影響は受けにくいかもしれませんが、それでも長時間稼働しつづけると中の配線が傷んだり、外箱が破損するなどのトラブルに見舞われることになります。

接続箱の故障や破損により、発電効率が下がったり、他の機器も故障する原因となります。そのため接続箱にも異常がないか、定期的にきちんと点検する必要があります。素人では構造もわかりにくいので、専門の業者に任せるようにしましょう。接続箱のメンテナンスでは、外箱に破損や腐食がないか、そして内部の配線ケーブルや端子に損傷や緩みがないか、そして接続箱との接地面においても、異常や接続箱を支えるボルトなどのネジに緩みがないかを確認していきます。更に接続箱の機能が正常に働いているか、電圧や接地面と抵抗値を測定して調べる検査もあります。

太陽光発電システムで最も不具合が多いのは?
2016.02.12 太陽光発電

太陽光発電のメンテナンスを行うと、どこかの機器で不具合が見つかるケースも結構あります。一番不具合が多いのが、モジュールで発電し集まった直流電気を交流電流に切り替えるパワーコンディショナーで、メンテナンス時にみつかる不具合全体の約35%を占めています。太陽光パネルの設置から休むことなく稼働しているので、長期間経つと不具合が起きてしまうのは仕方ないことかもしれません。中でも端子台という接続部分が電気の熱で焼けてしまうトラブルが最も多く、更にヒューズが切れるトラブルも増えています。

また、パワーコンディショナーの内部には熱を持った電気が流れるので、熱を逃がすための換気用のフィルターが備わっています。このフィルターにホコリや土などが付着して、目詰まりしてしまうケースもあります。フィルターが詰まると熱を排出することができずに、内部に熱がこもってしまって他の機器の故障にもつながります。また、屋外に設置してあると雨により浸水したり、粉塵などが入り込む場合もあります。パワーコンディショナー一つをとってみても、長期間稼働による劣化は確実に進み、実に様々なトラブルがあるのがわかりますよね。パワーコンディショナーに次いでモジュールの汚れや破損、架台の浸食や支柱を支えるボルトなどの緩みが、発見される不具合全体の20%を占め、他にも配線不良などのトラブルもよく起こります。こうしてみると、太陽光発電がメンテナンスフリーではなく、定期的な点検、補修が必要なことがわかります。